綾部のええもんお取り寄せ

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綾部とちの実のご紹介
綾部市の古屋集落は、樹齢500~1000年と言われるトチノキが、大小合わせて800本以上群生する世界的にも希少な地域です。

トチノキ(ムクロジ科トチノキ属の落葉広葉樹)の種子。種子は大きさ、艶、形ともにクリに似ていますが、色は濃く、球状をしています。トチノキは、水と土壌を選ぶ樹木で自生する地域が非常に少なく、また実をつけるには長い長い年月を有し、35年で「ひとかかえ」、100年経ってようやく「一斗(18L)」の実が収穫できるとも言われています。

収穫したとちの実は、1ヵ月ほど天日干しして皮をむき、川に4~5日さらした後、2~3日灰につけてアク抜きをして、ようやく食用に加工できます。丁寧に下処理をしたトチの実を使い、ひとつひとつ手作りされるお餅やおかき、あられ、クッキーなどの製品。とちの実を拾ってから製品になるまで約2か月もの手間暇がかかっています!

ちなみに、とち餅のおススメ調理ナンバーワンは「ぜんざい」。とち餅特有のほろ苦さと甘味がベストマッチな美味しさです。
また2018年4月には、大変珍しいとちの実を使用した本格焼酎「栃神(とちがみ)」が構想から5年がかりで完成。酒造会社協力のもと試行錯誤を重ね、とちの風味を生かしながら、苦みを抑えた優しい味に仕上がっています。